大腸の病気(大腸炎・大腸がん・大腸ポリープなど)
お腹の張りや便通の異常、血便などの症状に不安を感じてはいませんか。春日市の中村内科クリニックでは、大腸炎や大腸がん、大腸ポリープといった大腸の病気に対し、患者さんの不安に寄り添った丁寧な診療を行っています。私たちのクリニックの大きな強みは、院長が消化器病学会専門医および消化器内視鏡学会専門医の資格を有し、救急総合病院での部長職を含め、これまで1万件以上の内視鏡検査を行ってきた豊富な経験があることです。大腸の病気は早期発見が何よりも大切ですが、検査が「きつい」「怖い」というイメージから受診をためらわれる方も少なくありません。当院では麻酔(鎮静剤)を使用し、細径の内視鏡や患者さんの体に負担の少ない挿入法を用いることで、苦痛を抑えた検査を実施しています。他院での検査が辛かったという方や、初めてで不安な方も、どうぞ安心してお越しください。地域のみなさんがお腹の健康を守り、健やかな毎日を送れるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。
大腸の病気の症状について
大腸の病気でよく見られる症状は、便の状態の変化や腹痛です。ご自身で「いつものことだから」と放置してしまいがちな症状の中に、実は重大な病気が隠れていることもあります。
代表的な症状の一つに血便や下血があります。便に赤い血が混じったり、お尻を拭いた時に血がついたりする場合、痔(じ)だと思い込んでしまう方が多いのですが、大腸がんや大腸ポリープ、あるいは潰瘍性大腸炎といった炎症性の疾患が原因である可能性も否定(検査によってその病気ではないとはっきりさせること)できません。
また、便通異常も重要なサインです。急に下痢と便秘を繰り返すようになったり、便が細くなったり、残便感(便が出きっていない感じ)が続いたりする場合は注意が必要です。特にお腹の張りや、波のある腹痛が続く場合は、腸の通り道が狭くなっている可能性も考えられます。
全身に現れる症状としては、貧血や体重減少が挙げられます。大腸からじわじわと出血が続いていると、自覚症状のないまま貧血が進み、階段で息切れがしたり、立ちくらみがしたりすることがあります。原因不明の体重減少も、体がエネルギーを消耗している証拠であり、早めの受診をお勧めします。
大腸の病気の原因について
大腸の病気が起こる原因は多岐にわたりますが、大きく分けて「生活習慣」「遺伝的要因」「免疫の異常」などが関係しています。
現代の日本において大腸がんや大腸ポリープが増えている大きな原因の一つが、食生活の欧米化です。動物性脂質(お肉など)の摂取が増え、食物繊維の摂取が減ったことで、便が腸内に留まる時間が長くなり、発がん物質などの悪影響を受けやすくなると考えられています。また、肥満や運動不足、過度な飲酒や喫煙も大腸疾患のリスク因子(病気を引き起こす可能性を高める要素)となります。
一方で、大腸ポリープや大腸がんには遺伝的な背景が関わることもあります。ご家族に大腸がんを患った方がいらっしゃる場合は、そうでない方に比べて発症のリスクが高まるという報告があるため、症状がなくても定期的な検診が推奨されます。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの「炎症性腸疾患(IBD)」については、本来は体を守るはずの免疫システムが自分自身の腸の粘膜を攻撃してしまうことが原因とされています。なぜ免疫に異常が起きるのかは完全には解明されていませんが、腸内細菌のバランスや食事、ストレスなどが複雑に絡み合っていると考えられています。
大腸の病気の種類について
大腸の病気には、命に関わるものから、日常生活の質を著しく下げるものまで様々な種類があります。
大腸がん
大腸がんは、現在日本において死亡率が高いがんの一つです。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、進行すると血便や便柱狭小(便が細くなること)、腹痛などが現れます。定期的な大腸カメラで早期発見できれば、内視鏡治療で完治を目指せる可能性が非常に高い病気です。
大腸ポリープ
大腸の粘膜にできるイボのような盛り上がりです。その多くは「腺腫」と呼ばれるもので、放置すると将来的にがん化するリスクがあります。当院では、内視鏡検査で見つけたポリープが適切な大きさであれば、その場で切除を行う日帰り手術に対応しています。
潰瘍性大腸炎・クローン病
腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍(粘膜が削れること)ができる難病です。激しい下痢や血便、腹痛が続き、症状が落ち着く「寛解(かんがい - 症状が一時的に収まっている状態)」と、再び悪化する「再燃」を繰り返します。適切な薬物療法でコントロールすることが重要です。
過敏性腸症候群(IBS)
検査をしても腸に炎症などの目に見える異常がないのに、下痢や便秘、腹痛が続く病気です。ストレスが主な原因とされ、お出かけ中や仕事中に急にトイレに行きたくなるなど、日常生活に支障をきたすことが多くあります。
大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)
腸の壁が外側に袋状に飛び出した「憩室」に便が溜まり、炎症を起こす病気です。強い腹痛や発熱を伴うことが多く、ひどくなると穿孔(せんこう - 腸に穴が開くこと)を起こして救急処置が必要になることもあります。
大腸の病気の治療法について
大腸の病気の治療は、正確な診断に基づき、内視鏡による治療、薬物療法、生活習慣の改善を組み合わせて行います。
大腸ポリープや早期の大腸がんに対しては、内視鏡的切除が非常に有効です。お腹を切らずに、内視鏡の先から出した電気メスなどでポリープを切り取ります。当院では、よほど大きなものでない限り、検査当日の切除が可能です。これにより、検査と治療を一度で済ませることができ、患者さんの身体的・精神的な負担を減らしています。
大腸炎や過敏性腸症候群などの場合は、薬物療法が中心となります。炎症を抑える薬や、腸の動きを整える薬、整腸剤などを、患者さん一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせて調整します。最近では、炎症性腸疾患に対して非常に効果的な分子標的薬などの選択肢も増えています。
また、糖尿病などの基礎疾患がある方の場合は、食事療法や運動療法も並行して指導いたします。当院の院長は内科全般の経験が豊富であり、血糖値の管理や生活習慣病の治療を含めた総合的なサポートが可能です。
治療の目標は、単に症状を抑えるだけでなく、再発を防ぎ、患者さんが不安なく毎日を過ごせる「予後(よご - 病気のその後の経過)」を良好に保つことにあります。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の料金について
大腸カメラの費用は、保険診療の負担割合や、検査のみか、ポリープ切除を行うかによって異なります。下記は費用の目安(3割負担の場合)です。
| 項目 | 費用の目安(3割負担) |
|---|---|
| 観察のみ(ポリープ切除なし) | 約5,000円 - 7,000円 |
| 観察 + 組織検査(生検) | 約8,000円 - 12,000円 |
| 大腸ポリープ切除手術 | 約20,000円 - 30,000円 |
※初診料や再診料、使用する薬剤(麻酔など)によって前後します。ポリープ切除は「手術」扱いとなるため、ご加入の生命保険の「手術給付金」の対象となる場合があります。
大腸の病気についてのよくある質問
Q1.大腸カメラは痛いと聞きましたが、麻酔は使えますか?
A1.はい、当院では患者さんの不安を取り除き、苦しくない検査を受けていただくために、積極的に鎮静剤(麻酔)を使用しています。うとうとと眠っているような状態で検査が終わりますので、痛みや不快感をほとんど感じることなく受けることができます。
Q2.便潜血検査で「陽性」と言われましたが、痔だと思っても受診すべきですか?
A2.必ず受診してください。たとえ痔の自覚があっても、その奥に大腸がんが隠れている可能性を否定できません。便潜血陽性は「腸のどこかから血が出ている」というサインです。手遅れになる前に、内視鏡で直接中を確認することが大切です。
Q3.検査の当日にポリープを切除できますか?
A3.はい、当院では観察時に見つかったポリープが切除可能なサイズであれば、その場で切除を行うことができます。後日改めて治療のために来院する必要がないため、お忙しい方にも喜ばれています。ただし、非常に大きなものや血が止まりにくいリスクが高い場合は、専門の病院へご紹介することもあります。
Q4.検査前日の下剤(前処置薬)を飲むのが不安です?
A4.下剤の服用については、患者さんの好みや体調に合わせて複数の種類から選べるように配慮しています。飲みやすい味のものや、量が少なくて済むものなどをご提案しますので、事前の診察で遠慮なくご相談ください。
院長より
福岡県春日市の周辺にお住まいのみなさん、私はこれまで救急総合病院の消化器内科部長として、多くの重症患者さんの治療に携わってきました。また、内視鏡専門クリニックでの勤務経験を通じ、上部・下部ともに1万件以上の検査を行ってきました。その経験から強く感じているのは、「もっと早く検査を受けていれば」という後悔を一人でも多くの方に防いでいただきたいということです。
大腸がんは、早期に見つけることができれば、私たちが得意とする内視鏡治療でしっかりと治せる可能性が高い病気です。しかし、お腹の検査はどうしても「恥ずかしい」「痛そう」という心理的なハードルが高いものです。だからこそ当院では、消化器内視鏡学会専門医および消化器病学会専門医として、培ってきた技術を駆使し、できるだけ体に負担のない、優しく丁寧な検査を心がけています。
「以前の検査がきつくてトラウマになっている」「家族が病気になったので心配」という方もいらっしゃるでしょう。当院では細径の内視鏡を導入し、麻酔を適切に使用することで、驚くほど楽に検査を終えていただけるよう工夫しています。
博多南駅から徒歩10分、駐車場も完備しております。お腹の悩みは一人で抱え込まず、まずは気軽にお話しにいらしてください。「ここに来てよかった」と安心していただけるよう、私たちスタッフ一同、笑顔で丁寧に対応させていただきます。

