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胆のう・胆管の病気(胆石・胆のう炎・ポリープなど)

福岡県春日市にある中村内科クリニックのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちの体の中には、肝臓で作られた「胆汁」という消化液を蓄え、濃縮する「胆のう」という梨のような形をした臓器があります。この胆のうや、胆汁の通り道である「胆管」にトラブルが起きると、激しい痛みや違和感が生じることがあります。代表的なものには、胆石症や胆のう炎、そして健康診断のエコー検査などで指摘されることが多い胆のうポリープなどがあります。博多南駅から徒歩10分の場所に位置する当院では、消化器病学会専門医および消化器内視鏡学会専門医である院長が、これらの疾患に対して専門的な視点から丁寧な診療を行っています。お腹の右上や背中に痛みを感じる方はもちろん、検診で異常を指摘されたけれど、どこに相談すればよいか迷っている方にも、安心して受診していただける体制を整えています。当院では診察室で速やかに腹部エコー検査を行い、その場で病状のスクリーニングをすることが可能です。もし精密検査が必要だと判断した場合には、近隣の提携医療機関と協力し、最短で当日のうちにCTやMRI検査が受けられるようなスムーズな連携体制を築いています。消化器の専門外来として、患者さんの不安を少しでも早く取り除けるよう、誠実に向き合ってまいります。

胆のう・胆管の病気の症状について

胆のうや胆管の病気で最も特徴的な症状は、右上腹部(右の肋骨の下あたり)からみぞおちにかけての痛みです。これを「胆石発作」と呼ぶこともあります。この痛みは、時に右側の肩や背中へと突き抜けるように感じられることもあり、単なる「胃痛」と勘違いされることが少なくありません。

具体的な症状のパターンとしては、以下のようなものが臨床現場でよく見られます。

  • 食後、特に油っこい食事を摂った数時間後に、みぞおちや右脇腹が激しく痛む。
  • 背中の右側や肩甲骨のあたりに、重苦しい痛みや違和感がある。
  • 吐き気や嘔吐を伴うほどの強い腹痛が、数十分から数時間持続する。
  • お腹が張った感じや、脂っこいものを食べた後の消化不良感が続いている。

さらに症状が進行したり、胆管が詰まったりした場合には、白目の部分が黄色くなる「黄疸」や、尿の色が濃い茶色(紅茶のような色)になることがあります。また、細菌感染を伴って胆のう炎や胆管炎を引き起こすと、高熱や震えを伴う寒気が現れるため、非常に危険な状態となります。

一方で、胆のうポリープや一部の胆石症は、全く自覚症状がないまま経過することも珍しくありません。無症状であっても、放置して良いものかどうかの判断は非常に重要ですので、症状がないからと安心せず、定期的なチェックを受けることが大切です。

胆のう・胆管の病気の原因について

胆のうや胆管にトラブルが起きる原因は多岐にわたりますが、最も多いのは胆汁の成分が固まってしまう「胆石」の形成です。胆汁にはコレステロールやビリルビンといった成分が含まれていますが、これらのバランスが崩れることで結晶化し、石のように硬くなってしまいます。

胆汁のバランスが崩れる背景には、食生活の欧米化による脂質の過剰摂取や、不規則な食事習慣、肥満、急激なダイエットなどが挙げられます。また、年齢とともに胆のうの収縮機能が低下することも、石ができやすくなる一因となります。

主なリスク因子(病気を引き起こす可能性を高める要素)としては、以下のものが知られています。

  • 40代以上の中高年層の方。
  • 女性(ホルモンの影響や妊娠などをきっかけに発症しやすい傾向があります)。
  • 肥満傾向にある方、または脂質の多い食事を好む方。
  • 糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方。

胆のう炎については、その約9割が胆石によって胆のうの出口が塞がれ、そこに細菌が感染することで発症します。また、胆のうポリープは、コレステロールの塊が胆のうの壁に付着するもの(コレステロールポリープ)が大半ですが、中には腫瘍性のものや、ごく稀に初期の胆のう癌が隠れていることもあるため、その原因を正しく見極める必要があります。

胆のう・胆管の病気の種類について

胆のう・胆管の病気にはいくつかの種類があり、それぞれで治療の緊急度や方針が異なります。春日市の中村内科クリニックでは、エコー検査を用いてこれらの病気の違いを慎重に判別しています。

1. 胆石症(たんせきしょう)

胆のうの中に石ができる病気です。石の場所によって「胆のう結石」「総胆管結石」「肝内結石」に分類されます。痛みがない場合は経過観察となることも多いですが、石が動いて出口に詰まると激痛を引き起こします。

2. 胆のう炎(たんのうえん)

胆のうに炎症が起きる病気です。急激に発症する「急性胆のう炎」は、強い腹痛と発熱を伴い、緊急の入院や処置が必要になることがあります。何度も軽い炎症を繰り返す「慢性胆のう炎」では、胆のうの壁が厚くなり、機能が低下していきます。

3. 胆のうポリープ

胆のうの壁にできる「できもの」の総称です。多くは良性のコレステロールポリープですが、大きさが10mm(1cm)を超えるものや、形状が歪なものは腫瘍の可能性があるため、精密検査や手術が検討されます。

4. 胆管炎(たんかんえん)

胆管に石が詰まったり、細菌が入り込んだりして炎症が起きる病気です。肝臓へダメージが及びやすく、急速に重症化して意識障害やショック状態を引き起こす恐れがあるため、迅速な対応が求められる病気です。

5. 胆のう癌・胆管癌

胆のうや胆管にできる悪性腫瘍です。初期には症状がほとんど出ないことが多いため、エコー検査等で「壁の厚み」や「ポリープの形状変化」を細かくチェックすることが、早期発見に繋がります。

胆のう・胆管の病気の治療法について

治療方針は、病気の種類や症状の有無、全身の状態に合わせて決定します。当院では、患者さんの生活の質を第一に考え、適切な治療のタイミングをご提案しています。

経過観察-無症状の胆石や小さなポリープの場合、すぐに治療を行わず、数ヶ月から1年ごとのエコー検査で様子を見ることがあります。石の大きさや数、ポリープの成長速度を確認し、変化がないかを見守ります。

薬物療法-胆石を溶かすお薬(経口胆石溶解剤)を使用することがあります。ただし、石の種類(コレステロール石に限る)や大きさによって効果が限定的であるため、医師との相談が必要です。また、炎症がある場合には抗生剤を使用して症状を抑える「保存的加療」を行うこともあります。

内視鏡的治療-胆管に石が詰まっている場合、胃カメラと同じような内視鏡を十二指腸まで入れ、出口を広げて石を取り出す処置が行われます。これは高度な技術を要するため、適切な専門医療機関をご紹介いたします。

外科的手術-痛みがある胆石症や、重度の胆のう炎、癌が疑われるポリープなどは、胆のうを摘出する手術が行われます。現在はお腹を大きく切らない「腹腔鏡下胆のう摘出術」が一般的で、体への負担が比較的少なく済みます。手術が必要な場合は、中村内科クリニックが信頼を置く救急総合病院や外科専門医へ速やかに橋渡しをいたします。

検査の流れと費用について

胆のうや胆管の病気が疑われる場合、当院ではまずお話を詳しく伺い、お腹の触診を行った上で検査を進めます。

検査の内容
  • 腹部超音波(エコー)検査・・お腹にゼリーを塗り、プローブという機械を当てるだけの痛くない検査です。胆石やポリープの有無、炎症の程度がその場でリアルタイムに分かります。
  • 血液検査・・炎症の数値(CRP)や、肝機能・胆道系の酵素(AST、ALT、γ-GTP、ALPなど)の数値を調べ、病状の重さを評価します。
  • CT・MRI検査・・石の位置や周囲の臓器との関係を詳しく調べるために必要となることがあります。当院では近隣の連携機関にて、最短即日の撮影が可能です。

費用については、保険診療が適用されます。初診時にエコー検査や血液検査を行った場合の自己負担額(3割負担の場合)の目安は、以下の表の通りです。

検査費用の目安(3割負担の場合)
項目 費用の目安 備考
初診料・再診料 約300円 - 1,000円 処方箋料等を含む場合があります
血液検査 約1,500円 - 3,000円 項目数により変動します
腹部超音波検査 約1,600円 スクリーニング検査の場合

※お薬の処方がある場合や、他の検査を併用した場合は別途費用がかかります。正確な費用については受付にてお尋ねください。

胆のう・胆管の病気についてのよくある質問

Q1. 胆石があると言われましたが、痛くなければ放っておいて大丈夫ですか?

A1. 自覚症状がない場合、多くの場合は定期的なエコー検査による経過観察で問題ありません。しかし、石の大きさや種類によっては、将来的に炎症を起こすリスクが高いものもあります。一度は消化器病学会専門医の診察を受け、ご自身の状態を把握しておくことをお勧めします。

Q2. 胆のうを摘出する手術をしたら、その後の生活に影響はありますか?

A2. 胆のうは胆汁を蓄える場所ですが、摘出しても肝臓で作られる胆汁の流れ自体は止まりません。手術直後は脂っこい食事で下痢をしやすくなることがありますが、徐々に体が慣れていき、多くの患者さんは以前と変わらない食生活を送ることができるようになります。

Q3. 胆のうポリープは癌になりますか?

A3. ほとんどのポリープは良性の「コレステロールポリープ」で、癌化する心配はありません。しかし、10mmを超えるものや、付け根が広いタイプなどは「胆のう癌」の可能性を否定できないため、注意深い観察や精密検査が必要です。

Q4. どのような食事を心がければ良いですか?

A4. 脂質の摂りすぎには注意しましょう。また、不規則な食事や欠食は、胆汁が胆のう内に長時間留まる原因となり、石ができやすくなります。1日3食、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることが予防に繋がります。

院長より

私はこれまで、救急総合病院での消化器内科部長としての勤務を通じ、数多くの胆道疾患の患者さんも診療してまいりました。その経験から強く感じているのは、「もっと早く検査を受けていれば、これほどの激痛に苦しまずに済んだかもしれない」という点です。お腹の痛みは「ただの食べ過ぎかな」「胃が荒れているだけだろう」と自己判断してしまいがちですが、実は胆のうや胆管に原因があることも非常に多いのです。

中村内科クリニックでは、消化器病学会専門医として、小さな病変も見逃さないよう、丁寧で精度の高いエコー検査を心がけています。当院の強みは、大学病院や総合病院と同等の視点での診断を、より身近で、待ち時間を少なく提供できることです。

「検診でポリープを指摘されて不安だ」「時々背中が痛むけれど、何科に行けばいいかわからない」といった悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、福岡県春日市の当院へお越しください。博多南駅から歩いてすぐの立地で、地域の皆さんの「お腹のかかりつけ医」として、安心していただける医療を誠心誠意お届けします。私たちは、患者さんの不安に寄り添い、丁寧な説明で納得いただける診療を行うことをお約束いたします。

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